ヘアケアの基本

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髪や頭皮は雑菌が繁殖しやすい条件が揃っています。汗や体温でいつも高温多湿な状態で、さらに雑菌の栄養となるフケや皮脂も豊富。放っておけば、増殖した雑菌によるニオイの原因になったり、ちょっとしたキッカケで頭皮もすぐに炎症を起こしたりします。炎症が続けば髪の成長の源である毛根がダメージを受けて、本来の健康な髪が生えにくくなり、さらに髪のサイクルが乱れ始めれば抜け毛にもつながっていきます。

 

ヘアケアの基本はブラッシングとシャンプー。
ここでは正しい洗髪の手順をご紹介しています。

 

自己流のシャンプーは思わぬ落とし穴もあるので注意してくださいね。

 

 

シャンプー前によくブラッシングして髪についたホコリなどの汚れを事前に落とし、さらに髪のモツレをよく解いておきましょう。もつれたままシャンプーすると、髪に無理な力が加わってダメージの原因になります。

 

おすすめのブラシは猪毛や豚毛などです。静電気が起きにくく程よいコシがあります。一般的なブラシに比べて高価ですが、美髪を目指すならぜひ揃えておくことをお薦めします。毎日使うことでツヤもでてきます。

 

猪毛ブラシでおすすめはイギリスの『メイソンピアソン』。ちょっと高いのですが、使った瞬間から艶が出てオドロキますよ♪

 

まず初めに髪全体にお湯をかけるプレシャワーリングを行います。これは単に髪を濡らすことが目的なのではなく、予備洗浄といった位置付けです。

 

このプレシャワーリングだけで髪に付着した汚れの６０％以上は落ちると言われています。またこれを行うことでシャンプーの泡立ちは格段に良くなりますので、高級シャンプーを使っている場合はコストパフォーマンスの点からもおすすめです。それからもう一つ。事前にしっかり濡らすことで髪に水のバリアが作られるので、髪を守りながらシャンプーできます。

 

シャンプーは手のひらに適量をとって伸ばし、髪や地肌の数カ所に付けていきます。こうすることで泡立ちは良くなり、また髪同士に余分な摩擦が加わることもなくなります。髪全体にシャンプーが行き渡ったら、指の腹を使って頭皮をマッサージするように汚れを取っていきます。生え際から頭頂部に向かい、髪の毛１本１本の根本の汚れを取り去っていくようなイメージです。

 

洗い忘れしやすい場所が耳の後ろや衿あしといった生え際。ここは汗が溜まって雑菌が繁殖しやすいので、特に入念にスカルプマッサージを行う必要があります。入念と言っても絶対に爪を立ててはダメですよ♪ また途中でヒリヒリといった痛みを感じるような場所があったら、そこは無理して洗わずにスルーしてくださいね。

 

☆参考になる記事　「女性向け育毛シャンプー ランキング」

 

 

泡の洗い流しをしっかり行いましょう。このステップはとても重要です。

 

今度は髪の根元から毛先に向かって自然に流していくイメージです。大切なポイントは、頭皮についた洗浄成分を残さないことです。流しすぎと感じるくらいで丁度良いと考えて下さい。時間にして2分から3分です。特に石油系のシャンプーを使っている方で洗い流しがおろそかだと、フケや痒み、そして匂いの原因になりますのでしっかり行なって下さい。

 

季節に関係なくフケや痒みに悩まされている方は、洗い残しに原因であることも多いようです。なかなかフケや痒みが治まらなければ、頭皮と髪に優しいアミノ酸シャンプーに変えるか、もしくはしばらくシャンプーは使わずにお湯だけで洗髪してみて下さい。症状が劇的に改善することがあります♪

 

洗い終わった後、髪をどのように乾かすかもヘアケアの観点からはとても重要です。

 

タオルドライ

まず吸収性の良い柔らかなタオルで、濡れた髪を押さえるような感覚でゆっくり水分を取っていきます。シャンプー後のキューティクルはとても壊れやすい状態です。そこにどれだけ柔らかいタオルでも力任せにゴシゴシとやってしまうのはかなり危険です。

 

おすすめのタオルは『今治タオル』です。水分を素早く吸収し、そしてよく乾くというタオルの基本はしっかりおさえられた上で、綿が本来持つ柔らかさを引き出すために今治の水で手間ひまかけて晒した糸が使用されています。柔軟剤を使わなくても柔らかさが持続するという大きな特徴があります。一般のタオルに比べて高価でも、柔軟性を維持しながら長持ちしてくれので結局「お得」なのです♪

 

ドライヤー

次にドライヤーですが、必ず１０センチ以上離して使用して下さい。温風を使った後はキューティクルを落ち着かせるために冷風をあてることをお忘れなく♪ こうすることでキューティクルが引き締まり、ツヤが出やすくなります。特に朝など、時間がないからといって同じ場所に集中して温風を当てすぎるのは禁物です。シャンプーによって補われた水分を逃し、さらに髪や地肌そのものを傷めてしまいます。

 

かつてドライヤーといえば強力な風量と熱でいかに素早く髪を乾かすかにフォーカスされていましたが、現在は髪や頭皮の表面についた余分な水分を取りながらも、必要な水分は補うという考え方のドライヤーが主流です。単なる髪を乾かす道具ではなく、ヘアケアのデバイスというポジションに進化しています。

 

 

 

 

シャンプー後、髪をよく乾かさずにタオルに巻いた状態でそのまま寝てしまったりしていませんか？　

1日がんばって働いて、シャワーを浴びてリラックス、そのままベッドにゴロンしたら朝になっていた！なんていうことをしていませんか？？？

 

しっかり乾かさないで寝てしまうと、髪は本当に傷みやすくなります。髪の表面はキューティクルで覆われているのはご存知ですよね。このキューティクル、実は濡れた状態が一番壊れやすくなっています。よく乾かさずに濡れたままで寝てしまうと、枕との接触や濡れた髪同士の摩擦で損傷しやすくなります。。。
なので必ずしっかり乾かしてから寝るようにしてくださいね。

 

 

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