妊娠・出産でホルモンバランスは劇的に変化します
シャンプーのたびに大量に抜ける髪の毛にみなさんビックリされます。原因の多くは、妊娠〜出産に適したホルモンバランスになっていた身体が元の状態に戻ろうとして起きてしまう一時的な自然現象です。
女性ホルモンには2種類あります。卵胞ホルモンともよばれる「エストロゲン」と黄体ホルモンともよばれる「プロゲステロン」です。
まだ妊娠していない普通の状態であれば、エストロゲンとプロゲステロンは約2週間単位でどちらかが優勢になるという動きを繰り返します。でも妊娠すると、プロゲステロンだけが優位になる状態が約10ヶ月続きます。そして無事出産すると、また交互に優勢になる状態に戻ります。このタイミングが産後3ヶ月から半年ぐらいになります。
産後抜け毛の原因
無事出産を経て身体が元の状態に戻ろうとする過程で、エストロゲンはどうしても急激に増加してしまいます。すると身体はその増加スピードについて行けなくてホルモンバランスは乱れ、身体の様々な場所にトラブルが出てきてしまいます。このトラブルの一つが抜け毛です。
これらのトラブルは産後半年から1年でヘアサイクルが元に戻ると同時に治まってきます。1年経過しても収まらないという場合は、加齢や頭皮環境を原因とする通常の抜け毛・薄毛と考えたほうがよさそうです。
妊娠〜出産で髪質の変化も
最近では妊娠をきっかけにして髪質も大きく変化しまうという経験をされる方も増えています。
多くは妊娠前からパーマやカラーリングなど髪に対する過度な科学的処理や生活習慣などを原因として、抜け毛や白髪といった髪のトラブルをもともと持っていた方が対象になります。妊娠〜出産を経て数ヶ月以内に目に見えてそれらのトラブルが大きくなってくるようです。
こういったケースではやはりマイナチュレのような女性専用の育毛剤で頭皮環境を整えて、さらにマイナチュレシャンプーのようなアミノ酸系の育毛シャンプーを利用することが必須になってきます。
【パーマやカラーリングはなぜダメ？】
パーマの原理は、髪を構成している分子の結合を薬品を使って一時的に解いて、さらにまた薬品を使って再度結合を行うものです。これを定期的に繰り返していけば髪は当然もろくなってきます。
カラーリングは全部で３種類あります。髪の内部にまで化学的に働きかけ発色させる永久染毛剤法。髪の表面のタンパク質と染料を結合させる半永久染毛剤法、そして髪の表面にだけ顔料などを付ける一時染毛剤法です。どの方法も髪にダメージを与えますが、永久・半永久法は細胞レベルで髪質そのものを変化させますので髪はやはりもろくなってしまいます。最もダメージが少ないのが一時染毛法です。この方法は白髪染などでよく見られる方法で簡単に行える反面、汗や雨で簡単に落ちてしまいます。
現在カラーリングはオシャレの必須アイテムになっている女性も多くいます。髪は一生のお付き合い、ロングランのヘアケアという観点からもできれば最低２ヶ月程度のインターバルをあけるようにしてみませんか。
